FILM DIGITAL ARCHIVE SERVICE

フィルムいっぱいの想い出を
デジタルアーカイブ

アーカイバルサービスの開始にあたって

2021.02.22

20世紀もフィナーレを迎える2000年11月1日。
イースターエッグは、ウェディング専門の写真事務所として設立されました。結婚式から始まる新しい家族の歴史。子供や孫、その先も続く、恐らく直接会う可能性は少ない子孫にも歴史の始まりを届けたい。ささやかですが壮大でもあるお写真を撮りたかったのです。

その後、同じ心を持つ多くのカメラマンに恵まれ、やがて会社組織となり写真を撮影してお届けするだけでなく、お届けしたものとして、世代を超え皆さんの子孫にもお目に掛かることが出来る様になりました。

イースターエッグは、写真が色々な意味で四次元を叶えていると思っています。世界中でただ一箇所しかないポイントから一瞬を捉えた写真は静止画です。静止画は文字通り、時が止まったままです。撮影した私たちやカップルたちの慌ただしく過ぎゆく時間を余所に、写真は静かにとまったままです。
普段の生活の中、何気なくでしか思い出すことが無くなってゆく過去。人は望む望まずにかかわらず、少しずつ忘れてゆくものです。でも写真にはその記憶を呼び覚まし、時間を戻す力を持っていると私たちは信じているのです。

今回、ネガフィルムをスキャンしデジタル化するアーカイバル・サービスを始めたのは、写真の持つそんな力を、より確かななものにしようと確信したからです。思いをより強めたのは、身近な人の旅立ちでした。写真の整理をして懐かしんでいると、その写真が色褪せ、黄ばみ、破れているものもありました。

写真の持つもう一つの側面、それはモノである以上避けられない劣化です。幸か不幸か、数十年単位では分からない事があります。しかし、世紀レベルを生き抜くのは人並みに厳しいかも知れません。耐久性の面ではモノクロ写真の方が少し高いでしょう。しかし徹底した管理を怠らなければの話です。

答えは、アーカイブにありました。今、古文書や公文書、そして美術品などのデジタルアーカイブ化が急速に進んでいます。3Dプリンタがオリジナルに猛追している様にです。しかし目的は模倣やコピーではありません。オリジナルの収集しうる、何時、何処で、誰が、何を、どうした等のあらゆるメタ情報を含めデジタルスキャンすることで、その写真はただの写真以上の価値を将来に届ける事になるでしょう。

そのお手伝いが出来るなら、とても意義があり、素晴らしい取り組みではないか。このアーカイバルサービスは、そんな思いから始める事となりました。

まずは、普段保存環境に問題のあるケースの多いネガフィルムから始めます。もう少し、時が経てば紙写真のアーカイブも開始する予定です。
私たちの考えはシンプルで、皆様の想い出を大切に守る「イースターエッグ」でありたい。と言う事です。

是非、皆様のタンスや押し入れに眠っているネガを、直ぐに出して上げて下さい。20年以上前のものは、黴びていたりすることが多いものです。だからといって放置すれば、想い出の絵は永遠に失われてしまいます。デジタルアーカイブ化すれば、少なくとも今以上の劣化は避けることが出来る様になります。傷みが軽度出れば復元できる場合も充分にあります。

身近な義父の写真。私自身が知らない若かりし頃の彼の写真。デジタルアーカイブしなければ、色褪せ、そう遠くない将来には消失する運命だったでしょう。しかし、彼の見ることの出来なかった彼のひ孫達、玄孫達は彼を見ることが出来まる様になりました。

レンブラントの夜警という絵には、沢山の人が描かれています。中世のヨーロッパでは、画家に肖像画を描いてもらう為には大金が必要でした。そこで庶民は一人一人の絵は小さくなっても集団で描いてもらうことを、彼に頼んだのだそうです。描かれている人々のある子孫は、10世代以上前の自身の祖先と、一介の庶民である祖先と数世紀の時間をおいて会うことが叶っているのです。
21世紀の現在。「夜警」もデジタルアーカイブ化され、温度湿度Ph害虫微生物管理の徹底された美術館の展示より安全に保存されています。もちろんオリジナルの尊さとを天秤に掛けるわけにはいきません。とても難しいニュアンスを持つケースもあるでしょう。しかし、判断を将来に任せることも時にはあっても良いと思っています。

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